vol.26(コチラの記事は過去「2004年」の記事です) - ブログ

vol.26(コチラの記事は過去「2004年」の記事です)

vol.26

みなさんこんにちは
前号は私の話ばかりになってしまってすみませんでした。

今回の試乗リポートは、競技、基礎などに関係なくオールラウンドスキーヤーがゲレンデをオールラウンドにスキーを楽しむには「こんなスキーはいかがですか」と言う感覚で記してみました。どのスキーが一番ということもありません。
ひげおやじごときの技術で、ですが、(でももちろん真剣に、まじめにテストしました!)

いろんな斜度、斜面でスピード変化を付け滑ってみて、楽しかったスキーです。
人それぞれ感性は違うでしょうが、本来スキーは楽しむアウトドアスポーツです。

スキーをするには、用具やウエアー、道中の交通費、宿泊代にリフト代、ほかたくさんの費用がかかります。そして、勝った負けた、受かった落ちた、早かった遅かった、うまくなったならなかったの、喜怒哀楽ももちろんあるでしょう。
でもやっぱりスキーは爽快なのです。面白いのです。楽しいのです。
皆さまも楽しめるスキーを手にとってお確かめの上ぜひお買い求め下さい。

 

<HEAD>
  DEMO i・SL Chip CP13 160cm
非常に軽快感がある。ショートターンモデルだがミドルからもう少し大きめのターン弧までOK.フレックス、トーション、ともしっとりしていてターン始動がすごく入りやすく、後半のぬけもよい。操作性の素直なスキーである。    

  Cyber i・C 180 SP/RF2   163cm
昨年モデルに比べトップ、センター、テール幅がそれぞれ1~2mmずつくらい広くなったほかはほとんど内容は同じ。あいかわらずトーション、フレックスとも適度でオールラウンドスキーとしては申し分ない性能。ターン始動から後半の抜け まで、しっとりとした中にも確かなエッジグリップが感じられる。斜面、斜度、スピードを問わず、ワンランク上を目指す中級スキーヤーに最適の1台です。

 

<ATOMIC>
  LT-11  170cm 
マグネシュウム強化材採用により、ロングターンモデルにしては軽く感じられる。
トップからテールまでしっかり雪面にグリップし、身体の向きをうまく調整しながらスキーに乗り込んでいくと、気持ちのよいターン弧が描ける。

   ST-9   160cm
ショートターンモデルだが、斜面状況、スピードによってはミドルからもう少し大きめのターン弧までOK。トーション、フレックスは少し硬めだが、滑ってみると、硬さは感じず中級クラスの方でもオールラウンド用として十分OK。
谷回りと谷回りの間がすごく短く感じられて驚いたスキーです。
STシリーズに同じプロポーションのスキーが3機種ありそれぞれ調子を変えてあるが私は真ん中のこの「9」が一番よかったです。

 

<OGASAKA>
  UNITY-EX  165cm
昨年の同モデルにくらべて、スキー全体に張りが増した。表面シートが変わったのに加え、足元部分にアキュムレーターという特殊プラスチックが内蔵されたためか、雪面グリップも強くなったように感じられる。今まで以上にハイスピードにも、ショートにもロングターンにも対応する本当のオールラウンドスキーです。

  KC-RV    175cm
昨年同様今期も非常に評価の高いモデル。ロングターン用だが、長さによってミドルターンもOK.サンドイッチ構造、アキュムレーター内蔵、表面シート等パワーアップしている。ターン前半の雪面の捉えがよく、方向付けがしやすい。
トップからテールまでマイルドな中にもしっかりしたグリップ感がある。
ハイスピードでも安心して乗り込んで行ける。身体の向きに注意して!

  KS-ET   160cm
昨年のKS-STのグレードアップ品。アキュムレーター内蔵のためかSTに比べ やわらかくなったと言う意味ではなく、トップからテールまで雪面コンタクトがすごくよくなりしなやかさが出たように思う。斜面、斜度、スピードに関係なくターンのきっかけもつかみやすく、ワンランク上を目指す中級者には最適の1台。
   

  TRIUN-S   165cm
ショートターンレーシングモデル。昨年のSに比べサイドカーブが深くなった。
アキュムレーター内蔵のためか、かえりが早いわりにはマイルドでしなやかにたわんでくれる。ターンのきっかけがつかみやすく、雪面抵抗もほどよくよい。
競技スキーヤー以外の方でもクイックな感じのスキーがお好みの方にはミドルからショートターン専用としてOK。ただし多少の脚力と技量が必要かもしれませんが。

 

<SALOMON>
  DEMO 10 Pilot    165cm
昨年のデモ103Vパイロット165cmと同じプロポーション。‘05サロモンのなかでは上級モデルとして一番オールラウンドに使える1台。以前と同じようにスウィングウエイトが軽く、雪面を切ると言うよりはなめるように滑る感覚がある。
もちろんトップからテールまでしっかり雪面グリップはしているし、ターン後半の切れ上がりもよい。

  STREETRACER 10   165cm
ショートターン用の深いサイドカーブに見えるが、フレックス、トーションともやわらかくて、ターンのきっかけは非常につかみやすくミドルターンまでOK.
ショートターンの苦手な方、脚力にあまり自信がなくなってきた方などには最適。
   
‘05サロモンはビッグチップ形状のスキーが多いですが、見た目より接雪部分は広くなく、モデルによってフレックス、トーション、レスポンスを変え用途に合ったスキーに仕上がっている。どのモデルもスウィングウエイトが軽く、ターン始動がしやすく、トップモデル以外はターン弧も自分なりに調整しやすい、やさしい  オールラウンドスキーだと思います。

 

<FISCHER>  
  RX 10S R/Plate   165cm
基礎スキーショートターン用として新しく開発されたモデル。フレックスはけっこう硬く滑る前はちょっと心配したが、ターンのきっかけもつかみやすく、斜面、斜度によってはミドルからもう少し大きめのターン弧まで十分OK.
雪面への圧が非常によく安定度が高い。ショートターン専用にも、また1台でオールラウンドにも使用出来る。しかし全体的に張りが強いため、少し技量のある方、脚力のある方にお奨めします。

 

☆ 昨年来スキーとビンディングがセット販売傾向にありましたが、‘05モデルからオガサカ以外のほとんどのスキーがプレートとビンディングとのセット販売です。
上記モデルもオガサカ以外は専用プレート、専用ビンディングが付いています。
タナベスポーツ店内価格表示もスキー本体に専用プレート、専用ビンディング付き 「消費税込み希望販売価格」表示とさせて頂きます。
スキー以外でも店内全商品消費税込み販売価格を値札に表示しています。    

さてスキーブーツはいかがでしょうか。今、ご使用のブーツが痛かったり、違和感が
あったりしていませんか。あきらめてしんぼうして履いていませんか。

ここ何年かの傾向として各メーカーの上級モデルはインナーブーツを薄くし、より操作が敏感にスキーに伝わるよう非常にタイトなモデルが多くなって来ています。
でもブーツが痛かったら、スキーってうまく滑れないし、楽しくないですよね。
人それぞれ足型が違うので、けっこうブーツでお悩みの方がおられますね。
欧米人と日本人とでは、くるぶしの位置、横幅、甲の高さが違うようです。

まず足裏形に成型したインソールに入れ替えてみて下さい。それだけでも随分と当たる感覚が違って来ます。痛くなくなることもあります。成型インソールはサイドがカップ状になっているため左右へのバランス感覚が非常によくなり、ブーツの中でしっかり圧を感じることが出来るようになります。スキー上達のためにもぜひお奨めします。

その後まだ違和感のある箇所だけをチュンナップします。部分によって方法は異なりますが、かなりの確率でご希望どおりに仕上げることが出来ます。
ブーツでお悩みのある方はぜひ一度ご持参の上ご相談下さい。

‘05モデルのブーツは何が売れるでしょうか。(中、上級モデルでは)ひげおやじの予想では、ブーツアウトサイドに蜂の巣状の穴の開いたニューサロモン「スペースフレーム」シリーズ。赤色があざやかなニューレクザム「F」シリーズ。

カラーが明るくなったニューラング。足入れのよいモデルが出たニューノルディカ「ドーベルマン」シリーズ。などなどでしょうか。先にも述べましたように人それぞれ足型、年齢、技量、とタイプが違いますのでご自分でいろんなブーツをじっくり試履きしてお決め下さい。フレックスが硬すぎないこと、自分の脚力で十分足首を曲げられること、ブランドイメージなどに頼らないことなどが大切だと思います。
スタッフにお気軽になんでもご相談下さい。

6月26日(土)からのフェアーにぜひご来店下さいますようスタッフ一同楽しみに
お待ちしています。