BMJダイナミックバランシングシステム

BMJダイナミックバランシングシステム

[BMJダイナミックバランシングシステム]は、 W.ウィズレル氏とD.エヴラード氏の共著『アスレチック・スキーヤー』における革新的なブーツフィッティングの理論をもとに開発されました。

●システム開発のバックボーン

W.ウィズレル氏とD.エヴラード氏

【革新的なスキー理論から誕生】

●W.ウィズレル氏は、1960年代からブーツのカンティングなどを研究し、世界で初めてカービングターンを体系化したことで知られ、D.エヴラード氏は、その理論の実践者であるとともに、スキーブーツデザインなどの技術コンサルタントとして国際的な業績をあげてきました。

●[BMJダイナミックバランシングシステム]には、二人のプロフェッショナルによるスキー技術への洞察、特にスキー板上のバランスと用具の調整を極限まで追及した、科学的な研究の成果が生かされているのです。

【足回りをトータルにチューンナップ】
●[BMJ ダイナミックバランシングシステム]とは、脚・足・ブーツ・ビンディングを、ひとつの統合的なサスペンションシステムとしてとらえ、このシステム全体をベ ストポジションに調整することにより、滑走中のスキーヤーに理想的なバランスともっとも効率のよいポジションを与え、その潜在能力を100%引き出すトー タルチューンナップです。

 

アラインメントサークル

●[BMJダイナミックバランシングシステム]は、独自のアラインメントサークルの流れに沿って進められます。

STEP1 – アセスメント(査定)

STEP2 – カスタムフットベッドの作成

STEP3 – 前後バランスの調整

STEP4 – ブーツカフの角度調節

STEP5 – カンティング調整

●以上の5つのステップから成り立っており、査定を行ったときに、どの調整及び作成が必要になるかが示されるシステムになっております。
STEP1から順にご覧ください。

 

■STEP1 – アセスメント(査定)

スキーヤーの全体的なアラインメント調整のニーズを明らかにする

●アセスメントとは・・・
「これから調整をはじめるお客様の問題点を探し出し、それに対して今後どのようなプログラムで調整を進めていくかを、決める段階」です。

・・・ちょうど、頭が痛いという患者さんが病院に訪れたとき、風邪で頭が痛いのか、二日酔いなのか、高血圧なのか、肩こりからくるものなのか、目の疲れからきているのか、あるいは、もっと別の要因なのか。
まず、その原因を確定しなければ、治療プログラムを組むことは出来ません。間違った薬を出してしまう危険性さえあります。

●このようなことは、ブーツのチューンナップでも、同じように考えられるべきことなのです。

 

たとえば、右ターンは、得意なのに、左ターンは、ズレてしまうといったケースでも・・・

・スキー板に問題があるのか
・ブーツに問題があるのか
・スキーヤーの体に問題があるのか
・単純にエッジが丸くなっているのか
・滑り方に問題があるのか

その原因によって対応は異なります。    

エッジが丸くなっているのなら、エッジをとがなくては問題は解決できません。
幸いにエッジはちゃんとたっていた。それならブーツについているカント調整で、エッジがかかりやすくなるように、外に倒せばよいのかと言うとそうではないのです。逆にもっと滑れなくなってしまうこともあります。

体に問題がある場合でも、何故そのような状態になってしまったのか、滑り方に問題がある場合も、何故そのような滑り方をしてしまうのかを、考えて対処しなくてはなりません。

では、ここで今一度、根本に戻って、何故左右で同じターンが出来ないのか、考えてみましょう。

道具に関しては、余程の不良品でない限り 、スキーは左右対称に、作られています。
スキー靴も、同じです。左右対称に作られた道具を使っているのにも関わらず、左右同じターンが出来ないのは何故でしょうか?

その理由の一つとして・・・
人間の体は、ほとんどの場合左右対称になっていないことがあげられます。
殆どの人の体は、ゆがんでいるのです。
一目でゆがんでいるのが分かる人もいます。 ゆがみの無いように見える人でも、
ひざの位置などを測ってみると、左右対称の人は、ほんの一握りだけです。

では、更に考えると、この体のゆがみは、何が原因なのでしょうか?
骨盤のゆがみ、あし(脚)の長さの違い、背骨のゆがみ、左右の筋力の違い、首の傾き、etc.etc,……………….
その原因を考え出すと無数に出てきます。
又、この様なゆがみは、一つを良くしても、又、別のところが動いてしまうといった、厄介なものです。

そこで、BMJのシステムでは・・・

人の体を一つの構造物と考え、その土台であるあし(足)からバランスを整え、下から上へ、積み上げるようにして、体のバランスを、調整して行きます。

我々は、この一連の調整の流れを「アラインメントサークル」と呼んでいます。    

■STEP1 – アセスメント(査定)
■STEP2 – カスタムフットベッドの作成
■STEP3 – 前後バランスの調整
■STEP4 – ブーツカフの角度調節
■STEP5 – カンティング調整

その調整のための、データ取り(スタート地点)が、「アセスメント」と呼ばれる段階なのです。

★ちょうど先程のお医者さんのケースで当てはめると、頭のどの部分が痛いのか、熱は何度あるのか、いつから痛いのか、吐き気を伴うのか、どのような痛みなのか、セキはでてるのか、お腹の具合は?といったことを確認し、頭痛の原因を確定し、どのような治療をしていくのか、どの薬を処方するのかを、決めるような段階です。

具体的には、お客様の滑りの問題点や要望を聞き、

・足関節の状態
・足とブーツの相性
・すねの曲がり具合
・ひざの位置
・横から見た後傾や前傾の状態
・重心位置

などを調べ、どのような調整をしていくのかを、決めて行きます。

 

■STEP2 – カスタムフットベッドの作成

フットベッドがスキーを変える!安定性、バランスの向上!    疲れにくい、衝撃をやわらげる!

・・・ほとんどのスキーヤーは、カカト部で力が内側に逃げる「回内」、力が外側に逃げる「回外」に当てはまると言われています。

●[BMJカスタムフットベッド]は・・・
ただ足をサポートするだけでなく、ブーツ内部において、力が内にも外にも逃げない中立なポジションを維持出来るよう、矯正する働きがあります。

●[BMJカスタムフットベッド]を使用すると・・・
アーチサポートが土踏まず部をしっかりとサポートし、また深いヒールカップの採用でカカト部のぐらつきを抑えるので、力の分散をなくし、スキー板に力をダイレクトに伝えることが可能となるのです。

 

[BMJカスタムフットベッド]は・・・
●スキー板に力をダイレクトに伝えることが可能。
●中立なポジションを維持できるよう矯正する働きがあります。

 

スキー板に力をダイレクトに伝える


▲スキー用はブルーのインソール▲

★アーチサポートが土踏まず部をしっかりサポート。

★深いヒールカップの採用でカカト部のぐらつきを抑えます

●アーチサポートが土踏まず部をしっかりとサポートし、また深いヒールカップの採用で、カカト部のぐらつきを抑えるので、力の分散をなくし、スキー板に力をダイレクトに伝えることが可能になるのです。

中立なポジションを維持

ただ足をサポートするだけでなく、ブーツ内部において、力が内にも外にも逃げない中立なポジションを維持できるよう矯正する働きがあります。

[BMJカスタムフットベッド]は、

★ブーツ内で力が外にも内にも逃げない、中立なポジションを維持できるよう矯正する働きがあります。

★アーチサポートが土踏まず部をしっかりサポート。深いヒールカップの採用でカカト部のぐらつきを抑えます。

 

■STEP3 – 前後バランスの調整

-全てのターンは拇指球で始まる-
ブーツを履き、スキーを装着して自然体で立ったところを真横から見た場合・・・

肩の中心が、ブーツソール側面中心上に位置するようにすることが、前後バランスの目標になります。
このことが達成され初めて、ターンの支点を拇指球(親指の付け根)としうる理想のバランスとなります。

 

理想的な前後バランスを実現する5つの調整法

A.アッパーシェルの前傾角度の調整
B.ブーツの前傾強度の調整
C.ランプ角度の調整
D.ヒールリフトの調整
E.ビンディングにおける前後の高低差の調整

下の写真は、前後バランスの調整前と調整後の一例です。
スネの角度の変化に注目してください。

<調整前>
<調整後>

 

■STEP4 – ブーツカフの角度調節

-ブーツアッパーシェル内のプレッシャーを均一に保つ-    

ブーツを履いた状態を前から見たときに、スネの軸とブーツのアッパーシェル軸とが合っていない場合・・・

●ブーツ内で内側または外側に隙間ができ、左右均一なプレッシャー(ホールド)となりません。
●ヒザを曲げたときに、プレッシャーのない隙間のある方向にヒザが動いてしまいます。

その為に「カフアジャスト」が必要になります。

 

[カフアジャスト]とは・・・
スネの軸とアッパーシェル軸とを合わせ、ヒザを曲げたときに、ブーツカフのセンターに力が加えられる状態にブーツをセッティングする事を言います。

軸線の合致

スネの軸とアッパーシェル軸とを合わせ、
ヒザを曲げたときにブーツカフのセンターに力が加えられる状態にセッテイング

 

■STEP5 – カンティング調整

  -So…What’s Your angle?-   

[BMJカンティングシステム]とは・・・
スキー板がフラットな状態のときに、ヒザの中心がブーツの中心の垂直方向より1~2.5度内側にくる理想的なポジションにすることをいいます。
★スキーヤーの約90%が、イラストが示すアンダーカント・オーバーカントに当てはまると言われています。この様な状態では、力がダイレクトにスキーに伝わらず、左右方向に逃げてしまい、バランスを保てずスキー操作の妨げになってしまうのです。

 

ヒザの位置で決まるスキー操作

[アンダーカント] [ベストカント] [オーバーカント]

▲ヒザの中心がブーツの中心の垂直方向より1~2.5度内側にくるのが理想的なポジション▲

 

※これら[BMJ]独自の体系化された理論で調整すれば、あなたもすぐにスキーが上達するでしょう。

[BMJ]独自理論

▼アセスメント(ASSESSMENT)
>>> スキーヤーの全体的なアラインメント調整のニーズを明らかにする

▼カスタムフットベッド(FOOTBED)
>>> スキー板に力をダイレクトに伝え、中立なポジションを維持させる

▼フォア・アフト(FORE/AFT)
>>> 前後方向のバランスを定める

▼カフアジャスト(BOOTCUFF)
>>> 脚の曲線にブーツのアッパーシェルを合わせる

▼カンティング(CANTING)
>>> スキーをするのに最も効率的な構えになるように、膝をアラインメント調整